夏はクーラーの効いた店内で食べるより、暑がりながら窓の外から吹き込む微風を感じる店内で食べる焼肉の方が美味しいと思う、年季の入ったお店が好きなkobayashi(parking@ace)です。
地下鉄東西線「発寒中央駅」から歩いて徒歩8分
少年時代から家族で通っていた、焼肉・ラーメン「幸楽園」。年季の入った外観が象徴するように、1977年の創業から40年以上続いています。昔は実家からタクシーに乗って行っていましたが、現在は地下鉄東西線に乗り…発寒中央駅から8分ほど歩いていきます。
札樽自動車道側から歩いて行くと…「焼肉・ラーメン」と赤い屋根に白文字で大きく書いてあるのが目立ちます。
ここまで近づけば、お店の窓から流れる焼肉の美味しそうな匂いをかすかに感じることができます。それは、幸楽園に行くつもりじゃなくても、吸い寄せられるほどの魅力をもった焼肉の脂の旨みを感じさせる匂いです。
常連さんの胃袋をつかんで離さない豊富なメニュー
店舗の外観とともに、時間の流れを感じる赤いのれんをくぐると…とても肌のキレイな優しい笑顔のおかみさんが、あたたかみのある声で「いらっしゃいませ」と迎え入れてくれます。
10席ほどのカウンターでは、焼き台にガスを送る元栓がスタンバイされていて、1人でも焼肉を楽しめます。定食・チャーハン・ラーメン・丼モノなどメニューも豊富で、昼食に行くのも最適だと思います。
僕がよく行く夕方からの時間帯でも、常連さんがそれらの料理をよく頼んでいて、とても美味しそうに食べる姿を見ると、いつも食べてみたいと思いますが…やはりここに来たら焼肉を頼んじゃいます。夕方からは混むので、カウンターの向かいの小上がりは家族連れで賑わっています。小上がりをご利用の際は、事前に予約する事をオススメします。
味噌ベースの特製タレ
席についてから、いつものホルモン・豚しょうが焼き(焼き台で焼くものです)・豚ロース・ジンギスカンを注文。それぞれ一人前450円で、注文してから切ってくれます。ピーマン・玉ねぎ・かぼちゃなど添えてあるので、野菜は別で注文する必要はありません。
焼き台がセットされてから、ガスの元栓につなげて火をつけて待っていると、特製の味噌タレとお新香がテーブルにやって来ます。このタレ…ホルモンとの相性が抜群なんです。
もちろん他の焼肉との相性もいいですが、このタレとおかみさんによって幸楽園が40年以上もの間続いたと言っても過言ではありません。さらっとしているのに濃厚だけど…しつこくないのでいつまでも食べ続けていたい味ですね。
↑左上に見切れているのが特製タレです。見づらくてすみません。。
締めは昔風ラーメン
ラーメンを好んで食べ続け、60年以上でしょうか…そんな母がいつも頼むのが「昔風ラーメン」。
最初の注文でラーメンを頼んでから、ちょうど焼肉を食べてひと段落した頃を見計らっておかみさんが作ってくれます。
もやし・ねぎ・のり・チャーシューと…とてもシンプルな具材は、麺とともに食べると程よい食感がとてもいいです。
優しい味のしょうゆスープとバランスがよく…焼肉の脂をさっぱり流し込んでくれます。焼肉の特製タレとも共通して言える事ですが、さらっとしていて濃厚な深い味わいを感じます。家庭的なラーメンの最高峰とも言えるこの味は、長く愛され続けていると思います。
今では、実家に行った時に両親と娘とともに行きます。親子三代で愛し続ける札幌の名店、おかみさんの笑顔は常連さんの思い出の歴史を見守り続けています。
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焼肉・ラーメン 幸楽園
住 所:札幌市西区発寒十三条3-3-12
アクセス:地下鉄東西線 徒歩8分
電 話:011-665-3156
営業時間:11:30~21:00 (日曜日営業)
定休日:月曜日・年末年始・お盆期間