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「こち亀」と共に年を重ねた私が…最終話掲載号のジャンプを未開封にしている理由

ジャンプ こち亀最終話掲載号

 

子供の頃に好きだったものが…大人になったらもっと好きになって追いかけ続け…「大好きなもの」へと変化する。狭く深い「大好き」が人格形成の大半を占めた、kobayashi(parking@ace)です。

 

小学生の頃に「こち亀」と出会いました

こちら葛飾区亀有公園前派出所…「秋本治」先生の長いタイトルの漫画です。

 

1994年には交番で統一されて、派出所という名称がなくなってからも20年以上続きました。そんな「こち亀」は1976年連載開始から、40年間一度も休むことなく連載され続け、長年多くの読者が子供から大人へと成長してく過程の中でも、変わらず楽しませ続けてくれました。もちろん僕もその1人です。

 

小学校高学年の頃、担任の先生に「山止たつひこ(山上たつひこさんからヒントを得たネーミング)」名義の頃の単行本を紹介されて以来、どの思い出の切り取った断面を思い返しても、必ず「こち亀」がすぐ近くにある…そんな存在になりました。

 

ジャンプ黄金期のほぼ終焉から…

小学生の頃、周りの友達は「ドラゴンボール」「スラムダンク」「ろくでなしBLUES」「幽遊白書」など…強力なラインナップが掲載されていた週刊少年ジャンプに夢中でしたが、その頃の僕はそれらにあまり興味がなく、友達から借りたジャンプで「こち亀」ばかりを楽しみながら、お小遣いで古本になった単行本を集めていた記憶があります。

 

実家の近くの土手でテントを張って4連泊した夏休みも、友達が泊まりに来た深夜…兄貴に車で連れて行ってもらってコンビニに買った時、休みの日に遅く起きて「こち亀」片手に昼飯を食べている時、大人になってから出張で東京へ行く飛行機内で読むために買った「こち亀」と…ジャンプ黄金期のほぼ終焉頃から、ブレずにこち亀を何度も何度も読み、読み返していました

 

なんでこんなに読み続けられるのか…はっきりとした理由はわかりません。強いて言うなら…

 

「こち亀」は話の振り幅が大きい

読んだ事がない方はアニメ放送もされていたので、警察官のおじさんが繰り広げるギャグ漫画程度の認識があると思います。ギャグ漫画という言葉自体古い表現になってますよね…。

 

確かに面白い話が中心です。主人公の「両津勘吉(両さん)」はお金へ執着心が半端なく、これが全ての行動原理となっていますが、情に厚くて常に周りに人が集まる(借金取りも)魅力的なおじさんです。

 

その両さんが過ごした少年時代のノスタルジックな話は、まっすぐな思いがありあまる行動力に火をつけて…どこか切ないけど、読み終わった後はなんだかこころがほっとする…これは少年時代のエピソードに限らず、メインキャラクターの部長の娘の結婚式や弟の結婚式などでも時々このような回があります。

 

一話完結なのでこれらの次の話は、いつも通り(切り口はさまざま)の面白い話で楽しませてくれます。こういう振り幅が「こち亀」に深みを与え、両さんがより魅力的な人物として描かれているのに惹かれ…読み続けているのかなと思いますが…これだけではまだ読み続けている理由として弱いですね…

 

前フリ・ネタ・オチの構成…どこも手抜きがない

子供の頃はなんとなく読んでいましたが、ある程度大きくなってから読み返すと…前フリ・ネタ・オチの構成がキレイにひとつの話としてまとめられ、クオリティの高い仕上がりとなっている事に気づきました。

 

その時期時期の秋本治先生の趣味にもよりますが…入念な取材があってこそ描けるお話で、真面目にコツコツと積み重ねてきたからこそ出来る芸当だと思いました。話の振り幅も含め、これらは僕が何かを作るときに少なからず影響を受けていました。

 

「こち亀」の影響は、僕の血となり肉となる

僕はツイッターやブログで文章を書くようになって…この話題は思いっきりふざけて、この話題は大真面目になど…頭の中でカテゴリーを作って振り幅を大きくしようとやってみたり、前フリはオチに繋げれるようある程度入り口を広く作って、ネタ(本文)は前フリの詳細と落ちまでの流れを作り、オチでこれまでの回収と…できたら最後にひとひねり…というのを無意識にやっていた気がします。

 

これは頭の奥深いところに根付いた「こち亀」の影響が、僕の血となり肉となっていた結果ではないかと思っております。こんな大それた事を書いてしまって大変恐縮ですが、あくまで影響を受けてそういうスタイルが身についていたんじゃないかなという話です。

 

自分の中で終わらせたくない

 

単行本を読み返し、そんな僕の影響を受けて娘も「こち亀」を読むようになった今は、連載が終了して3年が経とうとしています。

 

「形あるものいつかは壊れる」こんな事は重々承知の上で…これまで影響を受け続け、いくつになっても続いていると思ったものが終わってしまったのを、自分の中で認められなくて…生まれて初めて買った週刊少年ジャンプ(こち亀最終話掲載号)を今だ未開封のままにしています

 

娘は「早く開けて読んでみたい」というので、もうそろそろ開封しちゃうかもしれませんが。。

 

ジャンプ こち亀最終話掲載号
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