Twitterもブログも…添付画像がなければ何もできない、kobayashi(parking@ace)です。
大阪のジビエ料理店にて
2019年8月19日の本日朝に、インスタ映え?狙いの撮影目的で…人数よりも多くの料理を注文した客がスマホでの撮影が終了した後に大量に食べ残していった事がきっかけで、大阪のジビエ料理店主が「ご予約もご入店もお断りしたいと思いました」という“出入り禁止宣言”をTwitterで投稿した事が話題となった報道がありました。
写真撮影やSNSでの投稿は「全く問題がない」という店主は「ただ食事のためではなく、写真だけのために注文してほとんど手をつけずに残されるのは本当にとても悲しい、残念な気持ちになります」と率直な思いをコメントしています。
画像のインパクト狙いはわかるけど…
「3人で来て5人前の料理を注文、さらに追加注文をして大量の料理を前にスマホで写真だけを撮り8割方残していかれた方には流石に今後料理をお出ししたくないのでご予約もご入店もお断りしたいと思いました。
お金を払ったらインスタ映えのために料理を大量に残しても構わないと思っている方々はご遠慮ください」と事の顛末を投稿した店主は「命を貰ってそのお肉で生計を立てる者として、こんなに悲しい事はありません」と悲痛な思い吐露しています。
以上は今回の報道や店主のツイートをほぼ引用させていただいております。僕もTwitterやブログを投稿する時には必ずといっていいほど写真を撮影し添付をしています。それは文章だけでは補いきれない部分は画像での視覚情報があったほうがわかりやすいためです。それもただ撮るだけではなくて…アイデアを考えてなるべくインパクトが出るように撮っています。
お金をかければインパクトは出ますが…
超有名なYouTuberが20年分のトイレットペーパーを購入してトイレに入れてみたり…子供向けのYouTuberが、100均で売っているBB弾ぐらいの大きさのビーズを水につけると、ビー玉ほどの大きさに膨らむおもちゃを大量にお風呂に入れて子供たちが遊んでいる様子なんかはものすごいインパクトです。
前者は実際に使うものなので、自分が大量のストックにより生活しづらくなるぐらいの問題なのでいいとは思いますが…後者はその時に遊んだらもう捨てるしかないですよね…。
その動画が多くの人に見られて(見ている子供達は楽しんでいるでしょう)広告収入を得られるという個人的な欲求を満たす行為はちょっと品が無いように思えます。それがいきすぎたのが今回の大阪ジビエ料理店で大量に食べ残すという行為だと思います。
実際インスタに投稿する目的だったのかは定かではありませんが、お金を払えば誰でも撮れる画像というのはアイデアのカケラも感じられません。さらには食べる為にあるものを残すなんてとても下品に感じます。
常識の範囲で節度を持ってアイデアを…
ちょっと前のテレビのバラエティ番組では、笑いをわかりやすくするための小道具としておでん等の食べ物が使われていました。視聴者からの苦情?により最近は見かけなくなりましたが「撮影後にスタッフが美味しくいただきました」のようなテロップでの配慮でまだまだ頑張っている放送している時期には正直「うるさい人がいるんだな」ぐらいの認識でしかありませんでした。
「面白いからいいじゃん」と思っていましたがテレビの力は絶大です。過剰にクレームを入れる人もいるとは思いますが、多くの人が目にするテレビではこの風潮は大事だったと思います。
そして今はSNSというメディアを個人が持つ時代…やりすぎた事には“炎上”という制裁が待ち構えています。これを逆手に“炎上商法”として多くの人の目に触れさせる手段もありますが…品がありません。
事件としては目に触れますが、その個人を見続けられる事はないでしょう。大事なのはそれぞれ個人が“常識の範囲で節度を持つ”そこからアイデアを膨らます…これに尽きるでしょう。昔はこんな説教くさい言葉は好きではありませんでしたが、“個人の判断で個人が運営するSNS”ではこの考え方がとても重要です。
ちょっとだけ食べて感想言えますか?
毎度お金がない僕は、なけなしのお金を払ってTwitterの投稿やブログの記事にするために飲食店に行くことが多いです。昔は料理の写真を撮影している人をとても冷めた目で見ていましたが、今では投稿や記事の“わかりやすさ”を上げるため、人の目を気にしながらドキドキしながら撮影をしています。
出来立てのものを早く食べた方が美味しいに決まってますが、スマホのサイレントカメラのアプリを使ってバシャバシャ撮っています。そして必ず完食します(食べきれない時もありますが…)一人前で作られた料理には一人が最後まで食べきるまでの美味しさの計算をされて作られたものが多いと思っています。
インパクトのある写真だけで何が伝えられるのでしょうか?そこに料理の魅力を伝えたい気持ちが込められているのでしょうか?食べきってみなければ伝えられない事が必ずあると思います。お金を払っているからかもしれませんが、作ってくれた人への礼節を忘れる事ほど品がない事はありません。子供の頃に残さず食べるという風に教わったのはこの事が大前提でしたよね?
撮影禁止の風潮が高まる飲食店
こちらも今回の報道のコメントから引用させていただきますが、甲子園球場の近くにある超デカ盛りカツ丼で有名な老舗「大力食堂」が名物のカツ丼大をやめたとの事です。
それは、写真を撮るだけで半分以上残す客が続出したためとの事です。食べれないなら頼むな、写真撮りたくて頼むなら食べきれる人数でいく等、ちょっと考えればわかる事だと思いますが、こうなるのは作ってくれる人への礼節がないためでしょう。
普段からカツ丼大を食べている方々にも多大な迷惑をかけています。実際にこのような撮影目的の人たちの為に撮影禁止をしているお店が増えているそうです。これ以上増えない為にも一人一人が“常識の範囲で節度を持つ”事が大切だと思います。
アイデアアイデア言ってますが…
飲食店で撮影する料理写真は撮影角度や光の具合などしか工夫できる事はありませんが、リアルにこのお店の料理の魅力を伝えるのであればそのぐらいでいいと思います。あとは情報を伝える為に大事な文章がありますからね。ただ自分で手を加えられるものにはとことん手を加えていきましょう。以下、過去のTwitter投稿分です。
フィギュアスケートの羽生選手が平昌オリンピックで金メダルをとった時、いつも食べているチャーハンを「金」の文字に
ブラッドムーンが日本で観られた時、卵かけご飯で
小室哲哉氏が引退を発表した時、雪像で
娘が小学校での初の夏休みを前に、冷奴で
サッポロの発泡酒「麦とホップ」の限定版を、漫画「キン肉マン」のアシュラマンの原作カラーを例えて
「チョコモナカジャンボ」をそれぞれのパーツに切って、テトリスに例えて
Twitterも参加しているおにぎりアクションで、チャーハンおにぎりに海苔を刻んで星を作ってドラゴンボールに見立てて
断片的に写真を添付しても伝わりづらいとは思いますが…そこまでお金をかけずにアイデアを考えて作ったもの・並べたものです。これがアイデアか?と言われれば返す言葉が思いつきませんが、お金にものを言わせない…身の丈にあったSNSライフを楽しみましょう。