どうすれば時間を節約して美味しいものを食べれるかを、日々考え続ける“ずぼら料理”アマチュア研究家の、kobayashi(parking@ace)です。
スライスオニオンとシーチキン
以前寮生活をしていた時に、調理係の年配の女性が作ってくれる大好きなおかずがありました。朝食に出るそれは、スライスオニオンにシーチキンがのっかっているだけのものでしたが…シーチキンの油が絡まる事でタマネギの刺激的な味覚を和らげてマイルドになり、ごはんとの相性がとてもいいおかずでした。
スライスしたオニオンは事前に水にさらして辛味をとるなどを教えてもらい、寮を出てからも自分で作るようになりました。スライスオニオンの水気が多くてなかなか美味しくできませんでしたが…その後の料理店でのバイトでサラダスピナーを使って生野菜を美味しく食べる事を知ってからは満足のいく出来になりました。
シーチキンは完成された一品料理
独身時代は、自宅でちょっと一杯のおかずにも「スライスオニオン+シーチキン」を作っていましたが…本当に面倒臭い時などは、缶詰を開けてそのまま食べていました。マグロorカツオが油に浸り…ちょっとづつ食べても3杯ぐらいは飲める強いコクがあります。
味に飽きたら…一滴の醤油を垂らすことで風味と旨みが加わりとても美味しいです。それにも飽きたらポン酢を一滴…酸味がシーチキンの若干ぼやけたような味を引き締めて、また違う味を楽しむことができます。ちょっとというか…かなり貧乏くさい食べ方にはなってしまいますが…一缶だけでも十分に味わえるほどシーチキンは完成された一品料理だと思っています。
シーチキンは万能です
結婚してから奥さんがよく作ってくれる朝ごはんのおかずがあります。料理上手なおばあちゃんから教えてもらったというこの料理は、刻んだキャベツと玉ねぎを炒めたものに少量のシーチキンを加えた野菜炒めでした。
他に調味料は使いませんが、シーチキンの油がキャベツと玉ねぎによく絡まり、必要な塩気を補い…野菜の甘みを引き出してくれるのであっさりとした朝食にぴったりです。僕は今だにこの料理を真似できません…濃い味の欲が出てしまいシーチキンを多く入れてしまうためです。。奥さんから聞いた手順はこちらです。
【一人前】
1.キャベツ1/6 を好きな大きさにカット。玉ねぎは1/4をくし切りに。
2.上記の野菜にごく少量の油をひき弱火~中火のフライパンで炒める。
3.野菜に火が通ったら弱火にしてシーチキンの1/3よりちょい多めを入れる。
4.シーチキンにあまり火が通らないようにして、全体を混ぜ合わせたら完成です。
もやしであっさりシーチキン
僕のシーチキン好きを知っている奥さんは、玉ねぎがない時にこんな料理も作ってくれました。もやしを茹でて水にさらし、十分に水を切ってから…シーチキンをのっけるというものです。
とても簡単なものですが、おつまみにぴったりです。いりごまを少量降って…醤油をかけるととても美味しいです。「スライスオニオン+シーチキン」もそうですが…シーチキンはぼやっとした味なので(僕はこれだけでも好きですが…)しそを刻んでのっけると、いい香りとともに全体の味を引き締めてくれるのでオススメです。
簡単手軽に美味しい料理にしてくれるシーチキンは我が家に欠かせない存在です。これからも缶詰を開けた油べっとりの蓋をまずどこ置こうか?という軽めの悩みを抱えながら…長い付き合いになるでしょう。