十数年前…最初に買ったパソコンはデスクトップ型Macintosh、eMac(2002年発売)でした。
この一台がなければ、デザイナーとして十数年働くこともできなかったなと、今では感慨深く思います。それ以来、Macintoshを好んで使うようになり…iPodは今でも大好きな、Kobayashi(parking@ace)です。
↑今はこのeMacを使っておりませんが…思入れが強すぎて、捨てられません。
iPodを好きになったきっかけはiPod touchでした
これ以降の話は使って見ての使用感だったり、見た目のかっこよさ等のライトな内容です。そもそもiPodを買う前に、雑誌か何かを見て…「これでインターネットが見れるってどういうことだろう?」と不思議に思っていた記憶があります。
Wi-Fiというものも知らずに購入したのが、iPod touch 第2世代(2008年発売)です。買った当時はガラケーを使っていたので今みたいにスマホを見る習慣がありません。なので、iPod touchをWi-Fiに繋げて…夜な夜なYouTubeを居間で見たり…自分の部屋で見たり…寝室で見たりして楽しんでいました。
手のひらサイズで、部屋中どこに持って行っても同じものを見続けられる…この時の感動はもしかしたら、今のスマホ世代の方々にはわからないかもしれません。。その他にもアプリのゲームを楽しんだり、DVDから好きな映画を入れて外で見たりと…もう、手放せないモノになっておりました。
気がついたら、家電量販店のディスプレイをずっと眺めていました
iPod touchを愛用しながら…僕は新製品が出るたびに休みの日は家電量販店に足を運んで、それらを眺めては満足するという日々を過ごしておりました。そんな中、iPod shuffle 第3世代(2009年発売)を見た時…まずサイズ(縦4.5cm×横1.7cm)に驚きました。
これでどうやって音楽が聞けるのだろうと、またまた不思議に思った記憶があります…。今ではiPhoneに付属しているイヤフォンの操作でおなじみだと思いますが…iPod shuffle 第3世代のコントローラーはイヤフォンでしかできませんでした。iPod shuffleの一番の特徴は究極の携帯性だと思っています。そのために不要なものを削ぎ落とし…かなりストイックなコンセプトでデザインされた結果、iPod shuffle 第3世代が誕生したのではないかと思います。
甘美な丸みを帯びた筐体の側面…マットな質感…何より、このサイズで数百曲も入って連続再生時間が約10時間もつバッテリーが入ってるってすごいなと、単純に感動した事を覚えております。
身近でずっと見ていたかったので、奥さんにプレゼントしました
iPod shuffle 第3世代は安いもの(2GB)だと5,800円ぐらいだったので、買えないことはない価格だけど…自分はiPod touchを持っていたので、当時は用途がありませんでした。
でも身近で眺めていたい…つまり「iPod shuffleが欲しい + iPod touchを持っているから使わない = 奥さんへのプレゼント」という計算式が頭の中で成り立ちました。
開封したものを奥さんに見せてもらい、まずはその適度な軽さがたまらないと思いました。筐体についているクリップの鏡面加工の美しさ…刻印されているAppleロゴのさりげなさ…「なんて素敵なんだ」と手に持って長いこと眺めていた記憶があります。。
イヤフォンのコントローラーでプレイリストの選択ができるのもこの世代になってからのようで、どの曲、どのプレイリストを再生しているのか、人工音声で知らせてくれる「VoiceOver」という機能もこのサイズを実現させるために搭載されたんじゃないかと思うと、なんだか胸が熱くなります。
↑充電している姿にもグッときます。
手に持って操作して…改めて思いました、これは傑作だと
当然の事かもしれませんが…家電量販店のディスプレイや雑誌だけで眺めているより、買って開封して…手で持って、実際に使ってみて感じる満足感は…想像を超えておりました。
既存のものより小さくして、メモリなどの容量を上げていくというのは、電化製品が進化していく過程で必然な事だと思いますが、そこにデザイン性と利便性をうまく融合させた…チャレンジ精神が高い、スティーブ・ジョブズ氏のこだわりを感じる傑作だと、僕は強く思います。

↑イヤフォンのケーブルの長さは通常よりも短く感じます。装着しても無駄なケーブルのたるみがないので、カッコよくつけられます。
今では、中古品を買い集めております
最近ではフリマアプリで、今では販売が終了したiPod shuffleシリーズを比較的安価で買うことができます。音楽聞くにも何をするにも今使っているiPhone8Plusで事が足ります…が、我が愛しのフレンチブルドッグのベンとの散歩の時、iPod shuffle 第3世代のクリップをちょっと服に引っ掛けて…片手にはリード、片手でイヤフォンのコントロールをしながら軽快に歩いております。
音楽を聴くという用途で、この軽さを超えられる傑作は今後出ないんじゃないかと…今持っているモノを大事に使おうと思いました。この後に発売されているiPadの数多くのサイズのラインナップを見る限り…使う時の大きさというのは、人それぞれとても重要な事だと感じています。

↑我が家のiPodのラインナップです。