奥さんが作る炊き込みご飯が大好きな僕ですが、ときどき物足りなく感じる時があります。それは…これまた大好きな「油揚げ」が入っていない時で、その時ばかりは「ちょっと！油揚げ入っていないよ」と奥さんの料理にけちをつけてしまう…普段は文句を言えない事なかれ主義だけど、油揚げの事になるとついついムキになってしまう、kobayashi（parking@ace）です。
炊き込みご飯には油揚げが必要不可欠
なぜ油揚げが好きなのか…思い返してみると、炊き込みご飯に油揚げが入ってない時に感じた物足りない感…決して油揚げがメインではないけども…入ってる時に100％美味しく感じるものが、入っていないと50％…どころか、30％～20％くらいまで美味しさを感じられなくなった経験が、僕を油揚げ好きにさせたきっかけとなったのではないかと思います。
そばに揚げ玉を入れると奥行きを感じる豊かな味わいに変わるのと似ていて、あの油のコクが甘みとなるのではないかと思います。座標に例えると縦（y）横（x）だけで広がっていた味わいが、油揚げを入れる事で奥行き（z）まで広がり…味を豊かにさせているような感じでしょうか…（わかりづらかったらすみません！）
油揚げは日持ちしない…
そんな油揚げですが、賞味期限が短いですよね…。安くてついつい買ってしまっていましたが、一袋に入ってる量って結構多いです…。買ってすぐ冷凍したりもしましたが、忘れっぽい僕は冷凍庫に入れている事も忘れて捨ててしまう日々が続きました。
大好きだけど使いきれなくて捨てちゃうから…「もう買うのをやめよう」と涙ながら心に誓いました。
それから時は流れ…奥さんもしばらく炊き込みご飯を作ってくれなくなった日々を経て…ある時スーパーで「常温で保存いただけます」とパッケージに書かれたきざみあげを見つけました。それは…
相模屋「おだしがしみたきざみあげ」
「これは…」大好きなのに油揚げを買うことをやめてしまっていた僕には…砂漠でオアシスを見つけたような（体験したことはありませんが…）感動がありました。なんと賞味期限は90日間…これなら間違いなく使い切れる自信があります。
そして嬉しいサイズのきざみあげ…使いやすいし、わざわざ包丁で切った後にまな板とかを洗う必要もないんです。残された問題は肝心の味ですね…価格も130円ちょっとだし…という事で試しに買ってみました。
味噌汁に使ってみました
これまでさんざん炊き込みご飯には油揚げが必要と書いてきましたが…味噌汁に入れる油揚げも忘れてはいけません。
そばもそうですが、だしと具材だけで成立する料理に油のコクをプラスする事で、甘みをともなって奥行きのある味わいに変化するものがあると思います。味噌汁はその代表格ですね。豆腐と油揚げ、お野菜と油揚げ…もうこれは、旨みとコクのダブルパンチです。
そして豚汁…豚肉が入っている事で油のコクがプラスされていますが、豚肉の脂身を吸って…また油揚げから流れ出た脂身は、甘み・旨みとして昇華されます。今回僕は豚肉とはまた違った脂身である、鮭を使ってあら汁を作ってみました。
最後にパラっとふりかけるだけ
あら汁の具材にある程度火が通ったら…最後に「おだしがしみたきざみあげ」をパラっとふりかけて、全体的に火が通ったら完成です。このきざみあげには商品名のとおり、鰹風味の甘辛だしがしみているので、味付けは気持ち薄めにすることをお勧めします。僕は全開で味付けをしてしまったので、濃い味になってしまいました。
肝心の油揚げとして役目を果たせているかという部分ですが、程よい油のコクがあり食感もよく概ね満足できました。ここは好みが分かれるところではあると思いますが、なんとなく赤いきつねのおあげの味に似ています。赤いきつねはとても美味しいですが、手作り料理にこの味が入っている事が、抵抗を感じる方もいるかもしれませんね。
僕はしばらく買い続けるでしょう
油揚げの最大のネックである賞味期限をクリアした「おだしがしみたきざみあげ」。創業60年以上を誇る、群馬のお豆腐屋「相模屋」さんが美味しさと手軽さを追求して作ったこの品を、僕はしばらく買い続けると思います。インスタント味噌汁に入れても何倍も贅沢さを味わわせてくれます。スーパーなどで売っていたら一度試してみてはいかがでしょうか。これを使った炊き込みご飯も食べてみたい！
