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北海道らーめん奥原流「久楽」で、久しぶりに食べて思い出す幻の一杯

久楽外観

 

歳を重ねるごとにラーメンがどんどん好きになり…好きになるほどどんどんぶくぶく太っていく、kobayashi(parking@ace)です。

 

「久楽」本店で初めて食べた白味噌

「久楽」で初めてラーメンを食べたのは10年ほど前でしょうか…。札幌市中央区北2条西1丁目にある本店で白味噌を食べたのが「久楽」デビューでした。メニューにある写真通りのきれいな盛り付けは風格を漂わせ…高級レストランに出てくるような完成度の高い一品でした…。

 

その白味噌ラーメンに失礼のないよう…食べる前にピシッと背筋を伸ばしてスープを一口…なんとも絶妙なバランスのコクと旨みに…レンゲを持つ右手の上下運動はとどまることを知らず、麺に手をつける前に1/3ほど一気に飲んでしまい…我に返った頃にはスープに遣っているはずの麺が干潮時にだけ出てくる岩のごとく行き場を失っていました…。

 

中太縮れ麺の旨み、辛味噌での味変

行き場を失った麺を口に運ぶと、言わずもがな極上のスープに絡まった旨みが…麺を噛むごとに口の中で広がり僕を昇天へと導いてくれました。

 

崩すのがもったいないくらいに、キレイにねぎの上に添えられた辛味噌を少しづつ溶かしていくことで、また違った表情でどんぶりの底に残る最後の一杯まで僕を楽しませ続けてくれました。またすぐにでも食べたいと…何回も通っているうちに…

 

あれ?こんなんだっけな?

 

…と、初めての一杯とのギャップに戸惑うようになりました。

 

サッポロファクトリー店で

2条館地下一階から、開放的なアトリウム1階に移動した「北海道らーめん 奥原流 久楽」サッポロファクトリー店で、久しぶりにこの看板を背負ったラーメンを食べることにしました。

 

選んだのはやはり白味噌ラーメンです。メニューを見ると初めて食べた時の記憶が蘇ります。

久楽メニュー

 

真夏の時期ということで、かき氷が一杯100円で販売されていました。ラーメンより先に食べたいと待っている間…娘が大喜びで舌をピンク色に染めていました。

久楽の100円かき氷

 

 

白味噌がテーブルに到着

注文から3分ほどで白味噌ラーメンが届きました。早くて嬉しいけど…ちゃんと作っているのかなと不安にもなりました。

久楽の白味噌

 

雑です。

 

初めて食べた時にはこんなに泡っぽくなかったけどな。。ねぎもきちんと山高く盛られてその上にビシッと辛味噌が添えられていたような気が…もう少し時間をかけていいからメニューの写真に近づけて欲しいなと思ってしまいました。

 

正直こんな感じのが出てくるのは初めての事ではありませんでした。最初の昇天の一杯から好きになって通っていくうちに、どんどんクオリティが下がっていってるように思い「久楽」から足が遠のいていたのです。

 

いつの日かまた、あの「幻の一杯」が食べたい

食べたら普通に美味しいです。…けど、こちらも背筋を正すような風格のある盛り付け、丁寧に作られた一杯からはどんどんどんどん遠くなっていきます。普通に美味しいですけど…あの一杯がなければここまで「久楽」に思い入れは深くなかったでしょう。

 

道外の人に「札幌ではどこのラーメンが一番美味しい?」って言われたら迷いもなく「久楽」と答えれるような「幻の一杯」を…僕は10年ぶりに食べてみたいです。

 

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久楽外観
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