餃子はあまり好んで食べないのですが…札幌で誕生した「みよしのさっぽろ」の餃子はなぜか食べてしまう、kobayashi(parking@ace)です。
札幌で昭和42年創業の元祖「安くて早くて美味い」
赤い看板に絶妙なバランスで書かれている「みよしのさっぽろ」の文字…北海道民なら、というか僕なら…この看板を見ただけで、お腹が空いていないのに「食べる or 食べたい」の選択肢が頭に浮かぶほど、通り過ぎる事が出来ないお店です。
最近はほとんどが、「食べたい」の選択になってしまっていますが…看板を見るだけで味を思い出してしまうほど、小さな頃からみよしのぎょうざを食べまくりました。そんな「みよしのさっぽろ」は昭和42年に餃子専門店としてスタートし50年以上の歴史を誇ります。
90年代に広まった牛丼チェーン店の北海道進出前は、「安くて早くて美味い」といえば「みよしのさっぽろ」が圧倒的な支持を得ていたようです。
北海道の餃子といえば「みよしの」となった決定打は…
僕はお店で食べるよりも先に、「みよしのチルド餃子」を家で食べていました。これは昭和63年よりスーパーなどで販売を開始した、家庭で焼いて食べれる餃子です。当時はまだ北海道でも、近くに店舗がない地域が多くあったと思いますが、これが販売を開始してから北海道内どこでも食べら流ようになって、広く浸透していきました。
印象的な赤枠の黒背景に黄色い「みよしの」の文字がプリントされたパッケージは、道内各家庭の冷蔵庫を開けたら、かなりの高確率で目にするものだったと思います。
子供の頃「母さん!腹減った」といえば…パッケージをさっと破り、フライパンに敷き詰め、ちょっと水を入れて蒸し焼きにして数分後…目の前には、餃子・ライス・味噌汁が並び…立派な定食となります。母親も手軽に出来て、僕も美味しく食べられる…いいとこだらけの「みよしのチルド餃子」でした。
「みよしの」の人気を支えた「みよしのカレー」
個人的な好みで申し訳ないのですが…僕はみよしの餃子とライスを一緒に食べるのが好きすぎて…「みよしのカレー」を食べた記憶がほとんどありません。。ですが、昭和52年の販売開始以来…現在も不動の人気を誇っています。
キャッチコピーでも「ぎょうざとカレーならみよしの」とアピールするほど、餃子と肩を並べ続ける「みよしのカレー」。今度じっくり向き合いたいと思います。
と言いながら…もう2年ほどみよしのには行っておらず…現在のメニューを確認してみると、大好きだった「大盛り餃子定食」(TOP画像に使っている、餃子9個・ライス・味噌汁・お新香のセット)は、当時は500円ちょっとで食べられたと思いますが…今では食べられない事を知ると、ちょっと残念な気持ちになってしまいました。
最近スーパーで買うチルド餃子は、別の安いものを買ってしまう…
これだけ「みよしの愛」を書いてまいりましたが…最近はスーパーで「みよしのチルド餃子」よりも安く売っている餃子があり、以前は一緒に買い物をする奥さんに「みよしのチルド餃子買おう」と言っても…無言で安い方に取り替えられてしまう事が続き…抗うのをやめ、最近はひとりで買い物に行った時でも安い方の餃子を選んでしまう事がほとんどになってしまいました。。
美味しいけど…でもなんか違うんだよな~って安い餃子を食べながらいつも思っていました。これまで数十年「みよしの餃子」を食べてきた僕の中の餃子といえばやはり「みよしの」で、これじゃなきゃ満足ができないのだと思います。今度奥さんと一緒に買い物に行った時には、久しぶりに抗ってみようと思います。そんな僕は…やっぱりみよしのが好き…ですからね!