札幌在住。奥さんと小学生の娘、フレンチブルドッグのベンと暮らしております。札幌のグルメ情報や動画配信サービスなど書いております。

私が好きな「坂本竜馬(りょうま)」を演じた俳優ランキング

坂本竜馬を演じた俳優ランキング TOP画像

 

20歳の頃、初めて読んだ司馬遼太郎 著「竜馬がゆく」。坂本竜馬を中心とした幕末青春群像劇に、胸を熱くしながら読み進めました。

 

物語終盤、越前福井へ松平春嶽を新政府に参加させるため、また財務担当官として三岡八郎を京にのぼらせるため、竜馬が向かう道中、文中初めて使われた“竜馬がゆく”の文字に心から震えました

 

それは暗殺される前、最後の仕事へ向かうタイミングで“竜馬がゆく”と書かれたことにより言葉の重みが増し、これまでの行動により時代を動かし、維新回天の立役者となった坂本竜馬という人物を、うまく表現しているとあらためて知ったからです。

 

読み終えてから小説を読むことがより好きになり、司馬遼太郎が好きになり、坂本竜馬に憧れ大好きになりました。そんな竜馬の没年齢33歳の頃は、もちろん何も成し得なかった自分に少し反省し、それから数年経った現在も「竜馬がゆく」を大切に本棚に残している、kobayashi(parking@ace)です。

 

坂本竜馬とは

土佐藩郷士の家に生まれ、脱藩したのちに尊皇志士として活動。斬るために訪ねた勝海舟から、世界情勢と海軍の必要性を説かれた事により感銘を受け弟子となります。

 

このことから亀山社中(のちの海援隊)を結成し、薩長同盟成立に貢献。のちに維新政府の綱領の実質的な原本となった船中八策を発案し、大政奉還へ繋げたとされています。

 

当時としてはかなりの大男(約182cm)で、北辰一刀流の使い手。華やかな女性関係で知られる竜馬は、姉の乙女へ宛てた手紙の内容から、ユーモラスな人物であり、暖かい人間性であったとの事です。そういった面がモテた理由だったと思われます。

 

常識に囚われない自由な発想で、日本中を縦横無尽に駆け回った竜馬は、高いコミュニケーション能力を持ち、幅広い人脈をつくったことで大きな仕事を成し得ました。

 

そんな、“豪快”“人たらし”“モテ男”のイメージが強い坂本竜馬は、映画やドラマなどの作品で多くの俳優が演じています。次項からは個人的にイメージがぴったりと思った俳優を、ランキング形式で書いていきます。

 

10位:ドラマ「西郷どん」 小栗旬

大河ドラマで幕末モノをやる際、いつも気になるのが坂本竜馬役です。2018年「西郷どん」で小栗旬に決まった時にとても期待していた事を覚えています。

 

海から上がったサーファーのようなビジュアルで、長髪を下ろしていたのが特徴的。この事も関係しているかどうかはわかりませんが、小栗旬のイメージが強く、竜馬とは思えなかった印象が少しだけあります。ただ演技は上手だと思いました

9位:映画「幕末純情伝」 渡辺謙

1991年に公開された「幕末純情伝」では、海外でも活躍している渡辺謙が竜馬役を演じました。コメディ要素が強く、幕末の緊迫感が薄い中、登場する竜馬は女性だった沖田総司と恋愛関係があるという設定。

 

破天荒さや色気、体格などはイメージに近いですが、作品の設定によるものなのか、キャラクター描写が薄く感じました。この頃の渡辺謙がシリアスな内容で竜馬を演じていたら、印象は大きく違っていたでしょう。

8位:映画「竜馬の妻とその夫と愛人」 トータス松本

竜馬を愛する三谷幸喜が原作・脚本の映画「竜馬の妻とその夫と愛人」は、2002年に映画化されました。妻だったおりょうが竜馬によく似た虎蔵(演:江口洋介)に惹かれるというストーリー。

 

竜馬を彷彿とさせる江口洋介の好演が光る中、ほんの数分登場した本物の竜馬を演じるトータス松本。江口竜馬をニセモノと思わせる、スケール感がある人物像がよく表現されていて、強いインパクトを残しました。

 

7位:ドラマ「竜馬におまかせ!」 浜田雅功

1996年に放送された「竜馬におまかせ!」。こちらも三谷幸喜脚本の作品です。「幕末純情伝」では幕末の緊迫感が薄いコメディなど書きましたが、こちらは思いっきりコメディです。

 

竜馬のイメージとは程遠く感じる浜田雅功ですが、仲間を大事にし、いつの間にか慕われている親分肌な部分が竜馬を思わせてくれました。史実を無視した奇抜な内容でしたが、「もしかしたら竜馬ってこんな人だったかも」と感じました。浜ちゃんの人柄があってこそかもしれませんね。

6位:ドラマ「幕末青春グラフィティ 坂本竜馬」 武田鉄矢

1982年放送のドラマ「幕末青春グラフィティ 坂本竜馬」は、竜馬を尊敬してやまない武田鉄矢脚本・主演の作品で、後に映画化もされました。弱さがあり人間臭くて腰が低い…そんな竜馬像だったこの作品。

 

武士階級では下層の郷士だった点に比重をおいていたのか、やたらぺこぺこ頭を下げます。仲間が処刑された事を知り号泣するシーンは竜馬の暖かい人間性を感じさせるでしょう。「こんな竜馬もいいよな」と思わせてくれました

5位:ドラマ「龍馬伝」 福山雅治

2010年の大河ドラマ「龍馬伝」では福山雅治が演じました。当初は意外に感じたキャスティングでしたが、観ていくうちにヒーローとしての竜馬の魅力と、スーパースターの福山雅治の魅力が重なり、唯一無二の坂本竜馬像を作り上げた印象です。とにかく女性にモテる竜馬像といえば間違いなくNo.1でしょう。

 

ちなみに、この作品で武市半平太を演じた大森南朋は、思慮深く情に厚い演技がとてもよかったです。妻への愛情が伝わる切腹のシーンは涙なしには観れません。武田鉄矢が勝海舟を演じたのも感慨深いです。

4位:ドラマ「新撰組!」江口洋介

「竜馬の妻とその夫と愛人」ではニセモノ役だった江口洋介が、2004年の大河ドラマ「新撰組!」でようやく坂本竜馬を演じます。脚本は三谷幸喜。

 

常識に囚われない自由な発想で行動する竜馬像は、私の中では完全に江口洋介のイメージです。それはビジュアル面でも然り。スケール感のある存在はこの作品のいいアクセントになっていました。

3位:ドラマ「竜馬がゆく」 上川隆也

1997年に放送されたスペシャルドラマ「竜馬がゆく」。司馬遼太郎の原作をベースにした同名のドラマは5本ありますが、上川隆也は底抜けに明るくて人懐っこく、周りの人を引きつけてやまない、魅力のある竜馬を丁寧に演じています

 

薩長同盟が成立する前のゴタゴタを「長州がかわいそうではないか!」と迫る姿は圧巻です。土佐弁も違和感なく使っていました

2位:ドラマ「JIN-仁-」 内野聖陽

漫画が原作の「JIN-仁-」は2009年と2011年にドラマ化されました。キャストからストーリー、音楽にいたるまで高いクオリティで制作されたこの作品の評価が高いのは、坂本竜馬を演じた内野聖陽の存在が大いに関係しているでしょう。

 

飄々としながらも、迷ったり間違えたり、人間味のある竜馬像を魅力的に演じました。コロリに罹った患者を背負い、境界線を超えて感染の危険性がある場所へ行くシーンでは、日本国内で境界線を作って争っている場合ではないという竜馬の思想と、並外れた行動力がうまく表現されていると思います。後に、その時は怖かったと振り返る可愛げも、竜馬の描写に厚みを与えていると思いました。

1位:映画「竜馬暗殺」 原田芳雄

数々の俳優が名演した坂本竜馬ですが、やはり1974年に公開された「竜馬暗殺」で演じた原田芳雄を超えることはありませんでした。緊張感のある映像の中、竜馬が暗殺されるまでの3日間が描かれています。

 

派手な演出が一切なく、リアルな日常を覗いているように進むこの作品で、竜馬は覗きを楽しんでいます。ふんどし一丁で裸の女性と戯れもします。それは、想像するしかない歴史上の人物「坂本竜馬」の日常をみる事で、目の前で生きているような感覚を覚え、実在の人物であった事を証明するかのようでした

 

生々しく33歳の竜馬を演じた原田芳雄の「竜馬暗殺」は、竜馬好きにも映画好きにもオススメできる傑作です。

VODでは唯一「竜馬暗殺」が見放題作品のU-NEXT

U-NEXT

「幕末純情伝」や「JIN-仁-」も見放題です。

 

「U-NEXT」を詳しく知りたい方はコチラをご覧ください

 一昔前とは大違い!?1分で終わる「U-NEXT」の解約

 

私が好きな、坂本竜馬を演じた俳優たち

今回は私が観た作品だけで選びました。俳優のキャラクターや演技力もさることながら、作品の描かれ方も竜馬のイメージを左右していると思います。ミュージシャン出身や芸人のキャスティングが目立つのは、常識に囚われない自由な発想で行動する竜馬を表現しやすかったのかなと思いました。

 

今後も竜馬はいろいろな人に演じられる事でしょう。その時はこのランキングを覆す人物が現れることを楽しみにしています。

 

あわせてお読みくださいませ

 

関連記事

    休みの日は家族が起きる前に早起きをして、動画配信サービス(VOD)で映画を観るのが楽しみな、kobayashi(parking@ace)です。そんな私がすべての動画配信サービスを実際に利用してみて、お[…]

関連記事

  一昔前は解約がしづらい、出来ないなどの評判があった「U-NEXT」。私も2006年から2010年まで利用してから解約した時は、かなり手間取った記憶があります。   2020年に「U-NEXT」を再び[…]

1分で終わるU-NEXTの解約 TOP画像
関連記事

  VODにお金を使う事に抵抗はないけど、できる事なら満足度を下げずに安く楽しみたい、kobayashi(parking@ace)です。そんな想いに応える他を圧倒するコスパ、月額550円(税込、以下同)の動画配信サービス「d[…]

dTV トップ画像
関連記事

  映画はお店でレンタルして借りるのが当然だったVHS・DVD時代のノスタルジーに浸りながらも、今では動画配信サービスも利用して快適な動画ライフを満喫している、kobayashi(parking@ace)です。 &nb[…]

TSUTAYA TV/DISCASトップ画像
関連記事

  テレビを観ていると、気づいたら日テレにチャンネルをあわせてしまっている、kobayashi(parking@ace)です。   紹介している作品は、2020年7年8月時点の情報です。 […]

坂本竜馬を演じた俳優ランキング TOP画像
ちょっとでも面白いと思った方はこちらもどうぞ!
>