数日前から無性に手作りのカレーが食べたくなり…昼にご飯大盛りカツ丼を食べて、夜もご飯大盛りカレーを作って食べた、炭水化物に愛され(ていると思いたい)…炭水化物を愛しすぎたぽっちゃり白豚男の、kobayashi(parking@ace)です。
例え失敗しても、我流を貫いた独身時代
一人暮らしの頃は、自分でカレーを作る時にカレールーのパッケージ裏面にあるマニュアル(作り方)を参考にして作る事はありませんでした。
煮込んでいるときに、すりおろしたにんにくを追加したり…カットトマトの缶詰をそのまま一缶汁ごとカレー鍋にブチ込んだり、ルーもどろどろ系が好きなので水は超少なめだったり…もうやりたい放題です。
ひとりで食べる分にはたとえ失敗しようとも、ソースをかけたり、レトルトのカレーを混ぜてごまかしたりして、残さず全てを食べ尽くしていました。ですが…奥さんと結婚したあたりからこのやり方が通用しなくなってきました。
奥さんは濃い味に敏感です
北海道は濃い味を地でいく僕ですが…奥さんは素材のうまみをしっかりと感じられるうす味が好みです。
付き合いはじめの頃は…何を作っても「美味しい」と言ってくれていましたが、結婚をしてからは「これ濃いね」と言われるようになり…さらには娘が生まれてからは「濃くて全部食べられない」と…段階を追って“うす味にしてほしいアピール”が色濃くなっていきました。
またさらに娘から「パパが作るごはんはしょっぱくてヤダ」とダメ押しをくらい、我流料理の路線変更を余儀なくされました。というよりも“そうしなきゃ食べてくれない問題”に発展しそうだったので…苦手なうす味を美味しくできるよう頑張りました。
カレーはマニュアル通りが一番美味しい
僕の“うす味革命”で一番カンタンに出来たのがカレーライスでした。これをうす味に作るといったら少し語弊があると思いますが…濃くなく美味しく食べられるものとして「パッケージ裏面のおいしい作り方」通りに作ってみればとの奥さんからのアドバイスそのままにやってみると…
「これは美味しい」
メーカーがおすすめする作り方ですから、それはやっぱり美味しいです。奥さんも娘も大満足でした。それ以来、カレーを作る時は、材料の分量、炒める時間、煮込む時間、火を止めルー溶かす、とろみが出るまで弱火で煮込むなど…時間も工程もマニュアルをきっちり守り、家族の要望にフィットした僕の定番料理となりました。でも…
マニュアル通りは時間がかかる
平日は娘を小学校に迎えに行き、帰ってきたら2人ともお腹が空いています。そこからマニュアル通り作るとなると…僕の手際の悪さもあるかと思いますが…40分以上かかってしまいます。
娘の“お腹すいた口撃”と僕の“空腹アラーム”が鳴り響く前に…今回は奥さんの時短料理を参考に、電子レンジを使ってできるだけ早くカレーを作ることを目指してみました。
じゃがいもとにんじんを先に一口大にして切り、ラップに包んで2分チン。その間、玉ねぎをスライスしラップに包んで2分チン。その間、豚肉をカットして鍋を火にかけます。レンジから取り出した野菜はこのまま食べれるくらい熱が通っています。マニュアルと実際の調理時間は以下の通りです。
工程 | マニュアル | 実際の調理時間 |
---|---|---|
具材をレンジでチン | ない | 約4分 |
具材を油で炒める | 約5分~10分 | 約2分 |
煮込む | 沸騰後約20分間 | 沸騰後約3分間 |
火を止めルーを溶かす | – | – |
弱火で煮込み仕上げ | 約5分 | 約3分 |
具材カットの時間を含めても15分で完成しました。
15分カレーライス…実食
うまい。
レンジで先に加熱したことにより、大幅な時間を短縮できました。マニュアル通り作るカレーと遜色のない味です。
どこでこんな事を覚えてきたのか…普段は何かにつけて僕の料理に文句をつける娘も、いつものごはんよりも多い量を黙って完食していました。それは家族の要望に応え、マニュアル通りのカレー作りが正しいと思っていた“本当は濃い味大好き男”が、ネクストレベルに達した瞬間でした。