札幌在住。奥さんと小学生の娘、フレンチブルドッグのベンと暮らしております。札幌のグルメ情報や動画配信サービスなど書いております。

二十四軒「昭和ラーメン ふくや」一杯500円に懸ける主人のこだわり

昭和ラーメン ふくや 看板

 

安けりゃなんでもいいってわけではありませんが…普段食べるお昼ご飯は安くて美味かったら最高だと…誰もが思うことを常に金欠の私はこれを日々強く思う、kobayashi(parking@ace)です。

昭和ラーメン ふくや
住  所:札幌市西区二十四軒3条4丁目2-2
アクセス:地下鉄東西線二十四軒駅より徒歩約4分
駐車場:店舗前4台
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琴似駅 外観

地下鉄 二十四軒駅から徒歩約4分

地下鉄東西線 二十四軒駅から徒歩約4分にある「昭和ラーメン ふくや」はここから近くの琴似にある旭川ラーメンの名店「ななし」の元主人が2012年にオープンしたお店です。二十四軒・手稲通沿いに店名が目立つ看板の下に500円硬貨のPOPが貼られています。

 

「醤油ラーメン 500円」「塩ラーメン 500円」メインのメニューはこの2つです。私はJR琴似駅から18分ほど片手に500円を握りしめ…片手にはスマホで地図を確認しながら歩いて行きましたが、こちらに来られる際は地下鉄もしくはお車で店舗前4台の駐車スペースを利用するといいでしょう。

昭和ラーメンふくや 外観

 

「醤油」か?「塩」か?究極の選択

事前にネットで調べて「醤油」「塩」の2種類の味がある事は知っていたので、こちらのお店に歩いて向かう間…味を迷いに迷いながら(方向音痴なので道も迷いながら…)初めて行くラーメン屋では「塩」を頼む傾向にある自分に従って「塩」にしました

 

ここまで迷ったのは旭川ラーメンといえば一般的に「醤油」というイメージがあったためでした。ちなみに旭川ラーメンの特徴は、魚介類と豚骨・鶏ガラ・野菜で出汁をとったWスープの醤油味が比較的多く、スープの上層に多めのラードが浮いているもの。また麺は低加水縮れ中細麺、具はチャーシュー・ねぎ・メンマとシンプルなものが昔ながらのオーソドックスだそうです。

 

無駄なものが削ぎ落とされた食券機

昼12時前にお店に入ると、11席あるカウンター席は半分ほど埋まっていました。食券機の23個ボタンがあるうち無駄なものが削ぎ落とされた7個の有効ボタンの中から、迷いに迷って決めた500円(税込)(2019年9月現在)の塩ラーメンのボタンを押しました。

 

それを確認した女性店員さんがその場で「塩ラーメンです」と厨房の中にいる店主に伝え、食券を受け取ってくれました。カウンター席の端に座って店内を見てみると、他にも4つのイスがある半円状のテーブルがありました。あわせて15席ですね。厨房斜め左向かいにある古い振り子時計が、比較的新しい店内にあるのが印象に残りました。

自動券売機

 

オーソドックスな美しい塩ラーメン

私が座った席の目の前では、頑固そうな主人がひとつひとつ丁寧にラーメンを作っている様子が見えました。熟練の職人さんは腕を信じて味見をしないだろうという勝手な印象を持っていたのですが、スープの仕上がりをチェックし納得している姿は真摯にラーメンと向き合う姿勢を感じました。

 

そして丁寧でしっかりとした麺の湯切りは音を聞いているだけでも安心感を感じました。食券を渡してから10分ほど経った時に振り子時計の「ボーンボーン」という割と大きな音に驚いたタイミングで主人からカウンター越しに「塩ラーメンです」と渡されました。これぞ旭川ラーメンというようなオーソドックスで美しい塩ラーメンでした。

500円の塩ラーメン

 

シンプルで奥深い味わい

伸びるのが早いので、低加水の麺を食べる時はちょっとだけ焦ります。まずは写真を撮らねばとスマホのサイレントカメラでパシャパシャと急ぎ足で撮影。これもラーメンを食べる時のクセですが…スープを先に口にします。その間も麺が伸びている事は百も承知の上でスープを一口…。

 

魚介類の味を初めに感じ、豚骨…そのあと野菜の甘みでしょうか…奥深い味です。ほんの僅かにとろみを感じるWスープはラードに覆われ熱々の状態で味わうことが出来ます…美味しくてその後もスープを飲み続けたいですが、麺が伸びる前に食べなくては…。

 

低加水特有のしっとりとした歯ごたえがあり小麦の香りを感じることができます。時々ねぎを一緒に食べるとねぎの苦味により麺の甘みを一層感じることが出来ます。

オーソドックスな旭川塩ラーメン

 

500円という優しい料金設定

チャーシューは硬めで歯ごたえがあり、噛むほどに旨味を感じることができます。メンマの素朴な味わいも堪りません。若干伸びてスープを多く含んだ麺もまた良しです。最後までアツアツの美味しいスープ飲み干し「ふぅー」っとつく一息は満足以外の何者でもありません

 

主人が丁寧に作った奥深い味のラーメンが一杯500円とはとても嬉しいものです。味もさることながら、この料金は昭和ラーメンを謳う「ふくや」は頑固な主人のいろいろな人に食べて欲しいという優しさの表れでしょうか。

 

そんな一杯500円のラーメンに懸ける主人のこだわりを感じられ、店を後にする時の気持ちの込もった「ありがとうございました」に…「ごちそうさまでした」と口にしながら心の中で「こちらこそありがとうございました」と静かに言い帰りのドアを開きました。

 

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昭和ラーメン ふくや
住  所:札幌市西区二十四軒3条4丁目2-2
アクセス:地下鉄東西線二十四軒駅より徒歩約4分
駐車場:店舗前4台

 

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