子供の頃から父の仕事の関係で食べる機会がまあまあ多かった「カニ」ですが…今ではスーパーで数百円のカニを買って…百均の出刃包丁で捌いて食べるのがささやかな幸せの、kobayashi(parking@ace)です。
すすきの「古艪帆来」はお値段高め
北海料理「古艪帆来」というなかなか印象的な字面のこのお店、読み方は「コロポックル」。北海道の旬な素材を活かした料理が自慢です。せっかく札幌にきたのだから「いいもの」を食べたいという観光客が選ぶ店だと思います。
普通に友人・知人とふらっといけるような料金設定ではないので、数十年札幌に住んでいても行く機会はありませんでした。が…道外から友人が来て一緒にお食事をする約束をした際「古艪帆来に行きたい」との事で、初めて行く日がついにやって来ました。
夕方から夜へ…すすきのにネオンが灯る
道外の友人は、Twitterで知り合ったのがきっかけで仲良くなりました。ずーっと文字のみでやりとりしていた人と実際に会うのはなかなか緊張するものですが、気さくで話し上手な方だったので、すぐに楽しい時間を共有できるようになりました。
僕の札幌オススメスポットを巡ってから夕方3時くらいに地下鉄南北線すすきの駅2番出口から徒歩1分の「古艪帆来」に到着。
雰囲気のある店内で旬の素材の料理を味わいながら、楽しい時間が過ぎて行く中…窓の外をふと見ると夕陽が落ちて夜になり、“いつもの”すすきのへと変化していく…。この光景がいつもとは違う特別な時間を演出してくれました。
これはすすきのど真ん中の立地だからこそだと思います。
贅沢なカニを食べる
約一年後…同じ友人がまた札幌に来れる事になり、再び「古艪帆来」へ。
前回はここに来れなかった身内の方がみんなでカニを食べたいとの事で、ご馳走していただきました。メニューを見ると、毛ガニはサイズによって料金が異なりましたが、9,800円ぐらいの“大サイズ”を注文。気前の良さにシビれました。
子供の頃からカニを食べていますが、ここまで身がぎっちり詰まった肉厚な毛ガニは初めてでした。ちなみに最近食べるスーパーで数百円のカニは、身がスカスカで持った感じもとても軽いです。。
いいカニの目安として身の詰まり具合は重要です。こうじゃなきゃプリッとした食感も楽しめません。塩加減が甘みをよく引き出していて、バランスの良い味覚を感じさせてくれます。
そして…とても綺麗で艶やかに光り輝くカニ味噌は、雑味が一切なく濃厚でマイルドな味わい…身に絡ませて食べる贅沢な味は…もし最後の晩餐にこれを食べたとしたら…この世の未練を一切無くしてくれるほどの味わいを楽しませてくれました。
最高のロケーションで贅沢なカニを
1972年からすすきのの一等地で北海道の美味しい料理を提供し続ける「北海料理 古艪帆来」。ここでしか見れない景色を楽しみながら、最高のカニ料理を食べる贅沢は“特別な時間”となるでしょう。
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住 所:札幌市中央区南4条西4 松岡ビル
電 話:050-5868-4194
アクセス:地下鉄南北線 すすきの駅2番出口より徒歩約2分
営業時間:月~木・日曜日 15時~23時30分
金・土曜日 15時~翌0時30分(日曜営業)
定休日:無休(元日のみ休業)