ユニクロなどのファストファッションをこよなく愛し、ナチュラルボーンおしゃれな方々を本気で尊敬する、kobayashi(parking@ace)です。
地下鉄 すすきの駅のほど近く
ファッション関係の専門学校に通っていた若かりし日は、ぼんくらな僕の知らない世界を数々の友人に紹介してもらいました。そんな数々の友人の中でも飛び抜けておしゃれだった僕の一歳上の同級生、早矢仕くん(読みはハヤシ 彼曰くハヤシライスを考えた方と同じ漢字だそうです。)には、日々刺激を受けていました。
ある時は、当時我々のバイブル的な存在のファッション雑誌「Smart」の撮影が、2010年に閉店した円山にある当時札幌古着の総本山的存在の「PALE FACE」で撮影があるからと…常連だった僕らにお店の方から紹介を受けて撮影を済まし、発売された「Smart」を見てみると早矢仕くんしか載っていない…。
学校ではプチ話題になりながらも、掲載された本人コメントには自分の意に反するような事が書かれていて…「なんだよこれ!」って憤慨していても…僕ら以外にも撮影された人たちがいる中、札幌の代表みたいな扱いで出たのは「やっぱり早矢仕くん」すごいって、いつもみんなの話題になるような存在の彼に、すすきの駅のほど近くのお店に連れて行ってもらったのが、初めての「米風亭」初めての「油そば」体験でした。
ぼんくらな僕には未知の空間
いい感じのウッディな内装は、クラシックな映画のポスターで溢れかえり、テーブルや椅子・カウンターも、ここのお店のために作られたような統一感を演出しています。
世界中のビールを数多く取り揃えた店内は、自分のビアホールを持つことを夢にした店主が、「誰もが時間を気にせず気軽にビールを楽しんでほしい」との思いが込められているそうです。
ただでさえ日々夢を語り尽くした学生時代に、こういったコンセプトで作られたお店に行った時には衝撃でした。「こんな世界があるなんて」と…雰囲気に飲まれながらも、いつもの夢の話はますます饒舌に口から流れ出ていきました。
ここの油そば美味しいよ
早矢仕くんに「油そば」を勧められ、当時「油そば」って何って思うぐらい馴染みのなかった料理をまだまだ喋り足りないくらいの気持ちで食べてみました…それが20年ほど前に食べた初めての「油そば」でした。
程よく酔いが回った状態で食べる「油そば」はただただ美味しかったという記憶しかなかったので、僕は約20年ぶりに「米風亭」に行ってみることにしました。
ここの近くを通った時には「ああ、まだやっているんだ。また行きたいな」ぐらいの気持ちで見ていましたが、いざ意識して「米風亭」をみてみると…雰囲気のよい外観はそのままに…時間の経過が深みを加え、さらによい雰囲気を醸し出し、札幌の名店として歴史を刻んでいました。
女性客が多く、戸惑う
昔は「油そば」って看板を掲げていたかな?って思いましたが…こういう風にわかりやすく看板に掲げるくらいまで、「油そば」が名物となっている証拠だろうと納得しながら店内へ…ランチ時間で賑わう店内に入ると、女性客の多さにちょっとだけ戸惑いながら、勧められるがままカウンター席につきました。
「油そば」特盛りの誘惑をやり過ごしながら、普通サイズを注文。5分もしないうちにテーブルに到着しました。
シンプルにうまい、米風亭の「油そば」
今でこそ、カップラーメンになっているぐらい割とメジャーになった感の「油そば」ですが、しばらく僕は…「米風亭」のオリジナルメニューが全国に広がったんだなという認識しかありませんでした。それほどインパクトのあった「油そば」を、長い月日を超えて久しぶりに口へ運ぶと…
やっぱうまい
シンプルな鶏ガラベースが、濃厚な醤油ダレとなって縮れた麺に絡みつき…箸を置く暇もないまま、一口、二口、三口と…箸を持つ右手は大忙しです。コリっとしたメンマで柔らかい麺を食べ続けた口の中の緊張感を蘇らせながら…またまたシンプルな味付けのチャーシューで、口内の油感をリフレッシュ…そして、たまに感じるゴマの風味がたまらない。
味付きのうずらの卵は2つついているので、全体の1/3が食べ終わった時…全体の2/3が食べ終わった時の楽しみとして「油そば」を食べる間の“お口の調整役”としてしっかりと役割を果たしていました。
「油そば」ってあっという間になくなる
個人差は当然あると思いますが…僕が「油そば」を食べている時間は3分ほどで終わってしまいました。
「う~ん、もっと食べたい!」メニューを見た時に特盛を勧める僕の食いしん坊の声に素直に従えばよかったと、軽めの後悔をしながら会計へ…店員さんに「特盛ってどのくらいの量があるんですか?」と聞くと、「普通盛りの倍の300g強です。女性でもぺろっと食べちゃいますよ」とのお言葉に深く納得。せっかくここにきたんだから特盛で堪能すればよかったと思いました。
以下は店員さんから聞いた麺の量です。
メニュー | 麺の量 | 料金 |
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普通盛 | 150g強 | 780円(税込) |
大盛り | 200g強 | 930円(税込) |
特盛り | 300g強 | 1,080円(税込) |
次は特盛にしよう
1986年から営業の「米風亭」数多くの種類のビールを楽しめながら、キラーメニューの「油そば」で締めることも…ランチで楽しむこともできます。ちなみに、隣にある服屋さんの「CONNY ISLAND」も長いこと営業している、ナイスな品揃えのお店です。
これからも、札幌の名店として歴史を刻み続けて欲しいと…今でもぼんくらな僕におしゃれな世界を見せ続けて欲しいと強く思います。
最後に「米風亭」を紹介してくれた早矢仕くんですが…LINEのタイムラインでご自身の小さなお子さんを抱っこして、相変わらずおしゃれに着こなしていたので…その着こなしを真似させていただきました。いつまでも刺激を与え続けてくれてありがとう。
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住 所:札幌市中央区南3条西1-2-4 和田ビル1F
電 話:050-5595-2700
アクセス:地下鉄南北線 すすきの駅から徒歩約5分
地下鉄東豊線 豊水すすきの駅から徒歩約3分
営業時間:11時30分~翌4時 ※L.O.翌3時30分(日曜営業)
定休日:12月31日・1月1日