生卵をそのままのっける卵かけご飯…じゅくじゅくの半熟目玉焼きの黄身をのっける卵かけご飯…どちらもたまらなく好きな、kobayashi(parking@ace)です。
この醤油なんか違うな…
僕が買い物に行くといつも買うのが「キッコーマン 旨味豊かな昆布しょうゆ」です。ベーコンやハムなど肉系のもの、冷奴、そして卵かけご飯などで抜群のパフォーマンスを発揮してくれます。
醤油が切れた時に奥さんに買い物を頼むと…必ずと言っていいほど買ってくるのが「キッコーマン しぼりたて生しょうゆ」です。醤油自体のクオリティは高いと思いますが…先ほど挙げた料理とはなんか相性がよくないなと個人的には思ってしまいます。
ただ、お刺身の醤油として使ったら素材の味を最高に活かしてくれる事に気付きました。「そんな事気づくの遅いよ」って方もいるかと思いますが…この2つの醤油について今回は書いてみたいと思います。
卵かけご飯で比較してみると…
「しぼりたて生しょうゆ」を卵かけご飯に使うと、醤油の味が主張しすぎて卵とご飯の融合を個人的には邪魔しているように思います。「卵」「ご飯」「醤油」とそれぞれ独立した味が口の中で広がらず…ただただこれらの食材がそれぞれの持ち味を発揮しないで味覚を感じさせるので…
これは合わない
としか思えません。「旨味豊かな昆布しょうゆ」を使うと、卵の甘みやマイルドさ…ご飯の甘み旨味を、放牧された羊のような自由さをもって昆布だしで包み込み、それらを奥深く引き出してくれます。
これです。これこそ卵かけご飯
朝ご飯によく食べる目玉焼きはけっこう火を通しすぎて「じゅくじゅくの半熟目玉焼きの黄身をのっける卵かけご飯」を理想通り味わえることがない時がありますが…「旨味豊かな昆布しょうゆ」は割とカチカチの黄身にも対応してくれて、大満足の卵かけご飯へ昇華してくれます。
美味しさ広げる旨味豊かな昆布しょうゆ
「旨味豊かな昆布しょうゆ」のラベル裏面を見てみると…納豆と卵がのったご飯にかけている写真がありました。
記事を書くにあたってよくよくボトルを見て気付きましたが…メーカーでもこの食べ方は推奨しています。冒頭でも書きましたが、ハムやベーコンやスパムなどの肉系も…まさしく旨味が豊かに広がって素材の持ち味に奥行きを広げて、一滴かける醤油の価値を十分に知らしめてくれます。冷奴にかけた時はその真骨頂を味わえる事でしょう。
ただ「旨味豊かな昆布しょうゆ」は、焼き魚、お刺身にはあまり効果を発揮できません。いくらかけても「なんか足りないな」って思っていっぱいかけても旨味を感じません。これは「キッコーマン ボトルしょうゆ」の住み分けがしっかりとできている証拠でしょう。
しぼりたて生醤油はお刺身・焼き魚
「しぼりたて生しょうゆ」はとても頑固なイメージです。使い方を誤った料理には効果を発揮してくれません。ただただ無骨に醤油の旨さを感じさせてくれる「しぼりたて生しょうゆ」の持ち味を発揮できるのはお刺身です。
個人的に感じる事ですが、せっかくいいお刺身をスーパーなどで買って一般的な醤油で食べると…醤油の味が負けてしまって後悔することがよくありました。パックに入ったお寿司もそうですね…買いたての醤油ならまだいいと思いますが、封を開けた時から醤油は劣化し続けます。
…ということは新鮮なお刺身と釣り合わなくなるということです。その面をカバーして…頑固な醤油は生のお魚と対等の立場で旨味を引き出すことが得意です。さすが生しょうゆと銘打っているだけあります。これは焼き魚にも同じことが言えます。
初めての二本使い
今回この記事を書くにあたって「しぼりたて生しょうゆ」しかなかった我が家に…“冷蔵庫に醤油は二本いらない、冷蔵庫のスペースをなくすのが超絶イヤ”な奥さんに…土下座するぐらいの勢いでお願いして買ってもらった「旨味豊かな昆布しょうゆ」。
実際に比較してみて…確信を持って書いてみました。「こんな事言われなくてもわかるよ!」という方も、そうでない方もここまで読んでいただきありがとうございました。とりあえずはこの二本があれば充実した食事を味わえると僕は思います。